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……70年前後の時間を現役で過ごしてきただけに、それなりの風格はありますが、建築史的にもまだまだ大層な価値のある建物の仲間入りは出来ません。住宅デザインから言っても、最近の動向からみて、和洋取り混ぜた変にアンバランスな建物です。
では、なぜ私は「やれ残せ、大事にしろ」と入れ込んでいるのでしょうか? |
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……若者たちは今回の体験で、自分自身の記憶と照らし合わせながら、かつての日本人が持っていた生活に対しての憧れや拘りをしっかりと受け止めたのではないだろうか。その上で、洋館付き住宅での活動や生活を自分自身の生活に新たな価値観として加え、再構築していくだろう。 |
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……「単に建物を残すということでなく、愛着や価値を損なわない改修手法、機能の保全、そのための地域の技術者のネットワークづくり、地域住民の価値観や地域全体での住環境に対する意識の向上といったさまざまなことがらを同時に進めていかなければならない」。このような明確な目標を掲げるY.Y.J.K.が、今後どのような理論とその実践方法を構築していくのか。期待はけっして小さくありません。 |
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冊子『洋館付き住宅の魅力がわかる本』のご案内
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当会が編集した冊子『洋館付き住宅の魅力がわかる本』(2004年12月発行)は、これまでの会の活動をもとに、洋館付き住宅の魅力をより多くの方々に知っていただくためのものです。
写真やイラストをまじえて、わかりやすく洋館付き住宅の魅力や楽しみ方をご紹介し、また、歴史的背景からメンテナンスの方法まで、幅広い視点に立ってまとめています。
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